勉強会のご参加ありがとうございました

去る5月8日2021年度の定例総会後、オンラインを使っての勉強会を開催しました。今回は4月23日からオンラインで開催された「日本ヨーガ療法学会 沖縄大会」で卒業発表された療法士の皆さんの中から、4名の方が下記の演題について、症例発表、質疑応答も行いました。最新のカリキュラムで学んだ新卒業生によるヨーガ療法指導についての発表は大変興味深く、また質疑応答では参加いただいた皆さんから熱心な質問が寄せられました。勉強会後のアンケートには皆さんのご感想や今後の勉強会への要望などたくさん寄せられました。遅くなりましたが、その一部をご紹介いたします。
今回ご参加いただけなかった方は、また次回を8月ごろに開催を予定しています。ぜひ次の機会にご参加ください。

「避けられないストレスと向き合う一般女性へのヨーガ療法」

〜母親の介護とペットの介護とコロナウィルス〜 第2期北九州YTIC卒 松岡 洸

「不眠を訴える女性に対するヨーガ療法指導報告」 第2期北九州YTIC卒 池田昌世

「TCHの影響が疑われる歯の痛みを訴える人に対するヨーガ療法指導報告」 第17期福岡YTIC卒 木村明子

「うつ病により、肩、首こりを感じる人に対するヨーガ療法指導報告」   第17期福岡YTIC卒 草野美由紀

*アンケートより(回答者 37名)  勉強会参加者 43名
▼参加して  為になった 36名
参加して良かったこと
・様々なケースの症例を直接聞け、質疑応答で更に充実した内容になったと思います
・症例発表の内容が深く詳しく解り易かった事や、口腔内にもストレスなどの影響があるという事に驚きました。とても刺激的で勉強になりました。
・五臓説などの復習にもなったし、どういう言質からどんな見立てをしてどのようにアプローチしていったかがわかりやすくてとても勉強になりました。
・発表会の方の報告書は、大変簡潔に要点がまとまっていて、どのような見解をして見立てをするか、また、どのような会話、言葉からのチョイスで見立てに繋がるかなど、具体的に教えていただきとても参考になりました。
・症例報告のまとめ方、発表の仕方等、大変参考になり、今後どのような準備が必要か具体的にイメージすることができた。また、内容自体も大変勉強になった。その他、療法士の皆さんの名前や顔を知ることができてよかった。
・事例報告の内容を口頭で聞くことができた点、具体的にインテーク面接、アセスメントを数進めていく様子について話を聞くことができたこと ―事例集では読み取れない「実際」を聞けたこと

今後の勉強会で望むこと
・医療・福祉・教育などで活動されている療法士の症例報告等、携わったことが無いので興味があります
・教育分野とくに教育カリキュラムとして組み入れられたヨーガ療法を実践されている方がいればその話を聴いてみたいです。
・ヨーガ以外の専門分野の方がどのようにヨーガ療法を支援のツールとして使っているのか知りたいです。
・現場でヨーガ療法指導をしていらっしゃる方の生の声を聞きたいです。各分野の症例報告、是非お願いします。 

*なお今回発表していただきました木村明子さんの「TCH(Tooth contacting habit歯牙接触癖)の影響が疑われる歯の痛みを訴える人に対するヨーガ療法指導報告」は第19回日本ヨーガ療法学会研究総会 沖縄で学会賞を受賞されました。